貧乏父さん小金持ち息子

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「競馬で稼ごうとする父」と「投資で稼ごうとする息子」の今後の資産形成を記録していきます。

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ファンドの実質コストの調べ方と保有ファンドの実質コスト紹介

どうも、息子です。

 

今回はファンドの手数料やその調べ方などをまとめていきます。

 

投資信託を運用していると色んな手数料が発生します。この記事を書くまでは信託報酬と呼ばれる手数料しか気にしていなかったのですが、実際にはそれ以外にも発生しており、恥ずかしながら実質コストを今更知りました。皆さんも投資信託を始める際は手数料も重要なポイントの一つだと思うので気にしてみてみると良いと思います。

 

手数料は大きく分けて「購入時手数料」「信託財産留保額」「信託報酬」「その他の手数料」となります。私が購入しているファンドは「購入時手数料」と「信託財産留保額」は発生しないため「信託報酬」と「その他の手数料(隠れコスト)」を足したのが実質コストとなります。

 

投資信託を購入する際に「目論見書」と呼ばれるファンドの特色や運用実績、手数料などをまとめた資料を見るのですが、そこにはその他の手数料の明確な数字の記載はありません。実際の目論見書は以下のようにまとめてあります。(楽天VTIの目論見書になります。)

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「信託報酬」は0.162%と記載されていますが、先ほど述べたように「その他の手数料」に関しては明確な数字の記載は一切ありません。その他の手数料は運用実績に応じて変化しますので、目論見書には記載されていません。

 

どうやって把握するかといいますと、目論見書とは別に「運用報告書」というものがあります。これを見ることで実質コストを把握することができます。この運用報告書はファンドが運用してから1年後にできますので、まだ運用してから1年にも満たないファンドでは実質コストを把握することはできません。

 

実際に運用報告書を見ると、以下のようになっています。(同じく楽天VTI)

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合計欄に書いてある0.191%と本家VTIの手数料0.03%(目論見書に記載されていた)を足した値である0.221%が実質コストということになります。信託報酬が0.128%と目論見書に記載されていた0.162%と異なっていますが、目論見書はあくまで目安の数字となっていますので変わる場合があります。

 

私が保有しているファンドも同じように実質コストを調べて、まとめてみました。

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これを見て驚いたのが新興国株式の実質コストが他のファンドに比べてはるかに高くなっている点です。もちろん新興国株式の信託報酬が高いことは承知の上で購入していましたが、実質コストとこんなに違うとは思いませんでした。

 

現在は新興国株式の投資信託のなかで手数料が安いeMAXIS Slimを購入しているので良かったのですが、何も知らなければ何となくそこそこの手数料の投資信託を購入していたと思います。

投資を始めたばかりのときは手数料が安すぎると「ちゃんとしたファンドではないのではないか?」と不安になっていたのですが、投資の勉強をするうちに手数料は安いに越したことはないと感じたので、今は手数料の安いファンドを購入しています。同じようなリターンが望めるようなファンドであれば、手数料は安い方がいいと思います。

 

皆さんも投資を始める際はぜひ実質コストも気を付けながら購入ファンドを検討してみてください。

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。